8月5日に小倉競馬場の芝2000mで開催されるハンデ重賞の第54回小倉記念のデータ分析をしていきたいと思います。

6月の鳴尾記念で2着になったトリオンフや、阪神大賞典2着のサトノクロニクル等が4歳世代として参戦してきます。

あとは、重馬場に強そうなキョウヘイや5月の都大路ステークスを勝ったサンマルティンも参戦予定になっています。

現時点では12頭の出走登録リストとなっています。

2018年の小倉記念の暫定出走表

小倉競馬場芝2000mのコース解説

スタート場所は正面スタンド前の直線の4コーナーのポケットから。1コーナーまでは約470mと長い。

1コーナーと2コーナーにかけてはゆったりとした上り坂で、2コーナーの地点がこの競馬場で最も高い位置で、全体的な高低差は2.96mある。

3,4コーナーは下り坂になっていてスパイラルカーブ。最後の直線は約293mと短め。

1コーナーまでの距離はそこそこあるので、レースペースはそれほど速くならない事が多いが、メンバーと展開次第ではレースペース自体が極端に違ってくる。

小倉競馬場の立体コース図

引用:JRA

 

種牡馬別の傾向

今回の登録メンバーの種牡馬に限定し、小倉競馬場の芝2000mの成績データは下記になります。2015年以降のデータになります。

小倉競馬場芝2000mの種牡馬成績

ハービンジャー産駒とメイショウサムソン産駒の勝率と連対率が良さそうです。回収率だけで評価すると、メイショウサムソン産駒が高い回収率があります。

小倉記念の過去の傾向

過去10年の小倉記念のデータを見ていきましょう。

人気別の成績

過去10年の人気別の成績を見ると、1番人気の馬が過去10年で一度も勝てていません。2着は3回と3着が2回ありますが、1番人気馬にとっては鬼門のレースとなっています。
 
過去10年の小倉記念の人気別の成績
2番人気の馬も過去1勝しかしておらず、3番人気と4番人気の馬が2勝以上しています。9番人気や11番人気の馬も勝ち星を挙げていて、波乱含みのレースといえます。

枠順別の成績

枠順別の成績を見ると、2枠、3枠、8枠の成績が良いようです。特に3枠の回収率が非常に高くなっています。8枠の回収率も安定しています。
 
過去10年の小倉記念の枠順別の成績

逆に1枠の馬は、過去10年で連対すら無いので、少し注意が必要になるかもしれませんね。

脚質別の成績

脚質別の成績を見ると、逃げ馬は過去10年で3着が1回だけとなっていて、コース特性を考えると、少し意外な感じがします。もう少し逃げ馬の成績が良くてもよいのですが、逃げ馬はこのレースでは相性が良くないようです。
 
過去10年の小倉記念の脚質別の成績

斤量別の成績

斤量別の成績では、51キロ以下の軽いハンデの馬は厳しい結果になっています。逆に57.5キロ以上の思いハンデも3着があるのみで、勝ち馬は51.5キロから57キロの範囲の斤量を背負う馬になっています。
過去10年の小倉記念の斤量別の成績

年齢別の成績

年齢別に見ると、3歳馬が検討しているのが分かります。しかし、今年は3歳馬はいません。逆に4歳馬が一番勝率が高くなっており、今年のトリオンフやサトノクロニクル等が人気になると思われます。
 
過去10年の小倉記念の年齢別の成績
高齢馬は少し厳しい数値になっていますが、回収率は高いので穴党には面白いデータかもしれませんね。

スピード指数で比較

TARGERのZI指数で比較

TARGETの指数では、131のトリオンフがトップになっています。次に122のマイネルサージュ、118は2頭でサトノクロニクルサンマルティン、117のストロングタイタン、116のストーンウェアという順番になっています。
TARGETのZI指数で比較

netkeiba.comのスピード指数で比較

netkeiba.comさんのスピード指数では、114のサンマルティンがトップになっています。
次に110が4頭いて、サトノクロニクルキンショーユキヒメストロングタイタンマイネルサージュの4頭が110の指数。
次に109がトリオンフマウンドゴールドという順番になっています。
netkeibaさんのスピード指数

予想オッズ

netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではトリオンフが2.7倍で1番人気予想になっていて、次にサトノクロニクルサンマルティンストロングタイタンマイネルサージュキョウヘイという予想オッズになっています。
2018年の小倉記念の予想オッズ

まとめ

当日のオッズもおそらく、トリオンフとサトノクロニクルの4歳馬の2頭が人気を分け合う形になると思われます。
しかし、人気別の成績では1番人気はかなり相性が悪いので、データ的には1番人気を軸にしづらいと思います。
血統面とスピード指数、脚質等総合的に判断して予想しますが、近走のレース映像なども見ながら最終的に印と買い目を決めたいと思います。

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