6月の第一日曜日に東京競馬場の芝1600Mで開催される第66回安田記念の予想をしてみたいと思います。

今回は昨年の年度代表馬のモーリスが参戦するとの事なので、1番人気はこの馬になりそうです。

他にもリアルスティール、ロゴタイプ、イスラボニータ、マジックタイム、サトノアラジン等人気のある馬も多く出走するので、ダービーほどではないにしてもかなり盛り上がりそうです。

下記の画像は暫定の出走リストになります。

安田記念の出走表

安田記念の過去の傾向

過去5年の安田記念の傾向を見ていきましょう。

まずは配当傾向ですが、毎年人気薄の馬が馬券に絡んでいます。三連単の配当も近年は高配当になっているので、穴馬を狙う人にはそそられるレースといえます。

安田記念の過去の傾向

上がりタイムが速い馬が有利

東京競馬場でのレースなので、最後の長い直線で速い末脚を発揮できる能力を持っている馬が基本的に有利です。

上のデータの一番右から2番目の列の最後の上がり3ハロンタイムの数字を見ても、3着までに入った馬の殆どが上がりタイム上位の馬です。

過去の出走データから上がりタイムに自身を持っている馬を中心に予想を組み立てが方が良いと思います。下の画像は出走馬の近5走の上がりタイムとその順位です。

安田記念出走馬の近5走の上がりタイム

このデータを見て、上がり3ハロンを33秒前後で走っている馬をピックアップしてみましょう。

  • イスラボニータ
  • サトノアラジン
  • サトノギャラント
  • ダノンプラチナ
  • モーリス

上がり3ハロンのスピードと切れ味という意味ではこの5頭が有力だと思われます。

差し馬が有利

脚質別に見ても、逃げ馬は殆ど馬券にならないので先行馬から差し馬が有利な傾向です。逃げ馬だと、長い直線で最後にガス欠になってしまうと思います。

過去10年の血統傾向は?

安田記念の過去10年で3着以内になった馬の血統を見てみましょう。

下記のデータを見る限りでは、突出した種牡馬というのはあまりいない印象ですが、やはりディープインパクト産駒はマークした方が良いと思います。東京マイルでのディープ産駒の成績は良いので、マークすべきだと思います。

そのほかに気になるのは母父のストームキャットです。母父にストームキャットを持つ馬が人気より好走するレースといえると思います。

過去10年の安田記念の血統傾向

今回の出走馬で、ディープインパクト産駒と母父にストームキャットを持つ馬は下記になります。

  • サトノアラジン
  • ダノンシャーク
  • ダノンプラチナ
  • ディサイファ
  • フィエロ
  • リアルスティール

上記の6頭が該当します。サトノアラジンとリアルスティールは父がディープインパクトで、母父がストームキャットという血統です。

血統をベースに予想する人には是非覚えておいてほしいです。

東京1600Mに強い血統は?

次に2014年以降の東京競馬場芝1600Mの種牡馬別成績表を見てみましょう。この成績表は安田記念だけでなく、新馬戦からG1レースまでクラスを問わずに東京の芝1600Mの成績です。

画像は2枚有り、上の画像は父の血統で下の画像は母父の血統別の成績表になります。

まず父の血統では、ディープインパクトが勝率や複勝率が最も信頼度が高いといえます。15位のトーセンファントムの成績も良いですが、データの数が少ないので信頼度は落ちます。

2位のダイワメジャーも素晴らしい成績です。複勝率3割は立派な成績です。

東京1600Mの種牡馬別成績

次に母父の血統を見てみましょう。一番目を引くのはストームキャットとアドマイヤベガです。今回は母父にストームキャットの血統を持つ馬がリアルスティールとサトノアラジンの2頭います。

この2頭は共に有力馬の1頭だと思うので、注目だと思います。

東京1600Mの母父別の成績

スピード指数で比較

次に2つの有料データのスピード指数を見てみましょう。まずは競馬ソフトのTARGETのスピード指数です。

下のデータの斤量の右隣のZIというのがスピード指数になります。このデータでは一番人気になりそうなモーリスの131が一番高いです。

次に高いのが124のサトノアラジン、122のリアルスティールと続いています。実際のオッズでもこの3頭が人気になる事が推測できます。

安田記念出走馬のZIスピード指数

次のデータは、KLANのスピード指数です。こちらのスピード指数では、菊花賞で2着になったリアルスティールの101が一番高く、次に高いのがロゴタイプの100です。

一番人気になりそうなモーリスは、去年の安田記念の93という数字が最高です。モーリスは現在キャリア7連勝中なので、KLANのスピード指数は低めですがおそらく1番人気になるでしょう。

この2つのスピード指数を比べたりしながら、予想の参考にして下さい。

安田記念出走馬のKLAN式スピード指数

レースペースはどんな感じになる?

有TARGETで過去10年の安田記念のレースペースを分析して結果、過去10年での平均RPCIは「47.7」でした。

最高のRPCIが51.0で、最低RPCIが44.1なので速いペースで走れるスピードと、そのスピードを持続できる能力が必要です。

まとめ

近5年では人気薄の馬も馬券に絡むことが多いのが安田記念の傾向ですが、今回はあまり人気薄の馬が来る気配は正直感じません。

やはり、モーリス、リアルスティール、サトノアラジン、ロゴタイプ、イスラボニータといった人気馬同士で決着するような気がします。

あとは単穴ではフィエロなんかも良いと思います。昨年の安田記念で4着になっていて、東京1600も相性が良いと思います。

みなさんも参考にしてみて下さい。

 


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