競馬は人気馬だけを買い続けても損をする


馬券を購入するときには、どうしても的中率を上げたいので人気のある馬、つまりオッズの低い馬がどうしても気になるものです。

事実人気のある馬であればあるほど勝率も高い。しかし、的中率が高くても1番人気の馬ばかりを購入し続けると、長期的には損をしてしまうのです。

競馬の初心者の方はイマイチ納得できないかもしれませんが、客観的なデータを見ながら考察してみましょう。このページで扱うデータは2015年1年間のデータです。

1番人気の勝率は約30%

昨年の2015年はJRA主催のレースは全部で3334ありました。そのうち1番人気の馬が1着になったレースは1011レースあり、確率でいうと30.3%という統計データが出ています。

新聞の馬柱などを見ていると、1番人気になっている馬は高い確率で優勝すると勘違いしてしまいがちですが、確率はわずか3割程度なのです。

これを見てみなさんが高いと思うか低いと思うかはわかりませんが、 1番人気の馬の単勝馬券を買い続けても10回に3回しか的中しないということになります。

2015年に開催されたJRA主催の全レースの人気順別の勝率表

たとえ的中したとしても、1番人気なので当然配当も高くありません。せいぜい購入額の2倍から5倍ぐらいになるだけで、このパターンを長期的に続けて行けば行くほど回収率は100を切ってしまうことになるでしょう。

競馬で大事な事は、的中率を上げることではなく、回収率を上げることなので、これから競馬を始めてみようと思っている方や今まで1番人気を常に本命にして馬券を購入して来たスタイルをとってきた人は発想の転換が必要なのかもしれません。

回収率という観点で見てみると、上のデータでは1番人気の単勝回収値が76なのに対し、2番人気と3番人気は単勝回収値がともに79になっていることがわかります。

注目するのは15番人気の馬だけが単勝回収値が100を超えている事。 103という数字になっているのが見えると思いますが、これは15番人気の馬に毎回100円ずつ購入していくとすると、年間では103%の払い戻しを受けることができると言う事を表している。

勝率はわずか0.7%ですが、配当がかなり高額になるので一度当たれば今まで馬券外してきた購入額分を一気に回収することができるからです。

ただし100回に1回も当たらないということなので、大穴馬券ばかりを狙うこともお勧めできません。

資金が無尽蔵にあればできると思いますが、低い的中率の馬券ばかりを狙うと連敗期間が長くなり競馬に対する意欲もなくしてしまうからです。

私の経験上、 1番良い方法は中穴馬券辺りを狙うことだと思います。比較的人気が高い馬と人気があまり高くない馬をからめて馬券を構成するのが1番的中率と回収率のバランスが良いと思うのです。

常に人気馬ばかりを買うと、的中率は上がりますが回収率は意外と上がらないものなのです。

1番人気・2番人気・3番人気の3頭が同時に3着以内に来る確率は?

競馬におけるオッズは、過去の実績が優秀な馬や良い血統の馬が人気になりがちです。さらに人気のジョッキーが乗る馬もオッズが低くなる傾向にあります。

しかし実際のレースは人気が高い順にゴールするわけではありません。

初心者の方はよく1番から3番人気の三連複馬券を購入するケースが見られますが、3着までが全て1番人気から3番人気が来る確率はかなり低いのです。

2015年に開催された3,334レースの内、わずか251レースしかありません。確率でいうと7.5%になります。三連複馬券だとしても、人気馬ばかりの構成だと的中しても配当があまり高くない。

ただし、新馬戦や未勝利戦になると多少その確率が上がります。 2015年に開催された新馬戦および未勝利戦のレースの数は1,452ありましたが、そのうち3着までに1番人気から3番人気までの馬が来たのは137レースでした。

確率は9.4%に上昇します。新馬戦や未勝利戦は馬の実力差が比較的大きいレースなのです。

近い将来、有馬記念のような大きな舞台に出走できるような才能を秘めた馬もいれば、一度も勝つことができない馬も一緒に走るのでかなり実力差があるレースも中にはあります。

その場合には人気通りに1番人気から3番人気がすべて3着以内に入る確率が少し上がるのです。

逆に重賞レースになると実力差があまりなくなるので、人気オッズ通りのレース結果になる場合はあまり多くないのです。

2015年には全部で131の重賞レースが行われましたが、そのうち1番人気から3番人気までの馬が同時に3着以内に来たのは7レースのみでした。確率でいうと5.3%になります。

重賞レースしか馬券を買わない人も多いと思いますが、そのようなレベルの高いレースになればなるほどオッズに頼りすぎてはいけないと思うのです。

1番人気と2番人気の2頭が同時に3着以内に来る確率は?

先ほど1番人気から3番人気馬での馬が3着以内に来る確率は7.5%と書きました。今度は1番人気と2番人気の2頭が同時に3着以内に来る確率を分析してみました。

1番人気と2番人気が同時に来る確率は28.3%に上昇します。 3,334レース中、946レースがそのような結果になっています。

三連複や三連単馬券を考える場合に、1番人気と2番人気の馬を入れて残りの1等を人気が薄い馬にするという構成はよく見られるケースです。

確率が30%ほどあるのである程度の期待が持てますが、 3頭目が4番人気や5番人気が来た場合はせっかく的中してもこれまた配当があまり高くないので微妙な感じです。

三連複や三連単馬券を構成する場合は、人気の馬が1頭と、残りの2頭を人気薄の馬にした方が的中した時の配当が大いに期待できます

長期的な回収率を考えた場合はこのような考えの方が良いと思っています。人気薄の馬といっても、 最低人気の馬を選んだりするのは的中率がかなり低くなってしまうので、5番人気から10番人気あたりの馬にするのが良いと思います。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です