4月29日の青葉賞で最も人気になりそうなのがアドミラブルです。2400mでの勝ち鞍があり、ここまでキャリア3戦2勝。

初めての左回りの東京コースでも勝つことが出来るのでしょうか?

ここでは、過去3戦のデータを見ながら青葉賞での勝率の可能性を探ってみたいと思います。

アドミラブルの戦歴

アドミラブルは現在3戦2勝。3戦は全て右回りの阪神コースで、1800mから2400mまでの距離のレースを使ってきました。

1戦目

デビュー戦は2016年9月25日の阪神1800m。当日は4番人気だったのですが、結果は10頭中9着。

勝ち馬のムーヴザワールドとは2.2秒の大差で敗北。この時点では今後の可能性を感じる事が出来ませんでした。

アドミラブルのデビュー戦のデータ

アドミラブルのデビュー戦のデータ

しかし、この後に喘鳴症(ぜんめいしょう)が発覚。手術に踏み切り、2017年の3月に復帰する。

この復帰後にアドミラブルは良い意味で激変します。

2戦目

2戦目は今年の3月5日。デビュー戦と同じ阪神の1800m。

デビュー戦とは違って、最初の600mの通過タイムが34.8。デビュー戦では36.8だった事を考えると最初の600mで2秒も早く、未勝利戦にしては結構なハイペースの展開だった。

アドミラブルの2戦目のデータ

アドミラブルの2戦目のデータ

アドミラブルは、残り400m辺りで先頭に並ぶとそのまま他の馬を引き離して快勝。勝ち時計の1.45.8は、同日のオープン戦の大阪城ステークスの勝ち時計1.47.1を上回った。

この未勝利戦での勝ち時計1.45.8は、2010年以降の阪神1800mの未勝利戦では最速タイムであり、毎日杯を勝ったアルアインのタイム1.46.5をも上回っている。

毎日杯のアルアインのラスト400mは23.3秒に対して、アドミラブルのラスト400mは22.8秒前後(推計)なので、アルアインと互角のポテンシャルの可能性を感じます。

3戦目

4月1日にキャリア3戦目のアザレア賞に出走。同じ阪神だが距離は2400m。

このレースでは2戦目と違い、最初の1000mの通過が65秒とかなりのスローペース。

最後の3ハロンの上がり勝負のレースとなったのですが、稍重の馬場でありながら33.5の最速の上がりを使って他馬を突き放して楽勝。

アドミラブルの3戦目のデータ

アドミラブルの3戦目のデータ

3戦目でヨーイドンの競馬を経験して、ここでも強さを発揮した。最後の2ハロンのレースラップは10.9-11.8と10秒台のラップを刻んた。

ディープインパクト産駒らしく、瞬発力の勝負でもかなり期待できる馬である事が判明。

まとめ

結論としては、アドミラブルはかなりの有力馬であり、皐月賞を勝ったアルアインと比較しても遜色ないポテンシャルを持っていると推測できます。

例年の青葉賞は、スローペースで最後の直線の瞬発力勝負になるケースが多いので、アドミラブルでも十分対応できる事は3戦目の結果によって明らかだと思います。

アルアインを物差しにすると、今回の青葉賞のメンバーの中で、アドミラブル以外ではアルアインより強い馬はいないと思っており、そういう意味でもアドミラブルは青葉賞で、間違いなく本命候補に推せる馬だと思います。

ライバルはトリコロールブルーベストアプローチ辺りかなぁと個人的には思っています。

それと、初めての輸送と左回りがどうかという議論も残ってはいると思いますが。。


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