ハーツクライ産駒の特徴(血統や適性距離、得意な馬場状態などを解説)


ハーツクライは、2年連続でリーディングサイアーランキングのトップ3の地位を守った名馬といえます。ディープインパクトと同じサンデーサイレンスの血を引く種牡馬をご紹介します。

ハーツクライのプロフィール

3歳の1月に新馬戦を武豊ジョッキーとのコンビで勝利し、2戦目はきらさぎ賞の重賞レースに挑戦。このレースではマイネルブルックとブラックタイドに次いで3位になります。

3戦目の若葉ステークスを勝利して4戦目の皐月賞に挑戦したのですが、皐月賞では14着と大敗を喫してしまいます。

出直し戦の京都新聞杯では、インパクトのある勝利で重賞レースを初めて制覇。ダービーでも最後の4コーナーの位置は最後方だったのですが、怒濤の追い込みをみせてキングカメハメハに次ぐ2着となったのです。

その年の秋から翌年4歳の秋までは惜敗続きで優勝から遠ざかるのですが、年末の有馬記念では断然人気のディープインパクトの猛追をかわして悲願のG1を制しました。

5歳になると海外の大きなレースにターゲットを絞り、3月のドバイシーマクラシックで快勝します。

7月には英国で開催されたキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでも優勝が期待されたが、ハリケーンランとエレクトロキューショニストという強豪馬に惜しくも敗れました。

種牡馬生活は6歳の春から開始され、2年目産駒のジャスタウェイがドバイデューティフリーをレコード勝ちして、2014年にはワールドベストレースホースランキングで1位になり、世界的に名声が高まりました。

その2014年にはジャスタウェイが安田記念、ワンアンドオンリーがダービー、ヌーヴォレコルトがオークスを制覇して種牡馬としての地位を確固たるものにしました。

2015年は産駒のG1勝利が無かったのですが、リーディングサイアーでは3位と安定した成績を残しています。

2016年は、ダイワメジャーに3位の座を譲り4位となっています。

サイアーランキングの推移

  • 2016年:4位
  • 2015年:3位
  • 2014年:3位
  • 2013年:5位
  • 2012年:12位
  • 2011年:19位

種付け料

800万円

代表産駒

ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリー、ウィンバリアシオン、フェイムゲーム、カレンミロティック、アドバイヤエイカン、シュバルグラン、マジックタイム、リスグラシュー等

血統

ハーツクライの血統表

父のサンデーサイレンスは、日本競馬のレベルを世界トップクラスにまで引き上げた名種牡馬。ハーツクライはサンデーサイレンスの10世代目の種牡馬になります。

母のアイリッシュダンスは、新潟大賞典や新潟記念を勝ったりオールカマーでも2着になった優秀な競走馬でした。

母系の血統は活力にあふれた名門で、姪にはフラワーカップを制したオメガハートランド、フェアリーステークスを制したオメガハートロック、親族にノンコノユメがいます。

母父のトニービンも名種牡馬で1994年にはリーディングサイアーに輝いています。

ハーツクライ産駒のデータ

それではここからはハーツクライ産駒の成績を細かく見ていきましょう。これからご紹介するデータは2015年1月1日から2017年3月3日までのデータを掲載します。

場所別(芝コース)

場所別の勝率(芝)

上の成績表は芝コースの競馬場別の成績です。このデータを見ると、函館、新潟、小倉での成績が良いのが分かります。

特に信頼性が高いのは小倉競馬場で、複勝率が32%と高い成績を出しています。

一番勝率が低いのは福島ですが、複勝率を見るとどの競馬場でも一定の成績をおさめていて、安定感があります。

場所別(ダートコース)

場所別の勝率(ダート)

ダートコースに限定すると、札幌競馬場で突出した勝率を出しています。函館の複勝率も高く、北海道のダートではハーツクライ産駒が要注意といえるでしょう。

逆に新潟競馬場では2015年以降は未勝利が続いていています。同じダートコースでも勝率が18%の場所もあれば、0%の場所もあるのです。

クラス別(芝コース)

クラス別成績(芝)

次に条件別での成績を見てみましょう。全体的に平均して好成績を出していますが、特に新馬戦や下級クラスで馬券に絡む確率が上がります。

クラス別(ダートコース)

クラス別成績(ダート)

ダートコースでも、芝のレースの同じくらいの勝率や複勝率になっています。ハーツクライ産駒は芝もダートも安定した成績のようです。

ただし、ダートの新馬戦での成績は良くないようです。

距離別(芝コース)

距離別(芝コース)

距離別成績で見てみると、距離の幅に関係なく安定的な力を発揮する傾向があります。短距離でも勝率や複勝率は大きく変わらないですが、芝の長距離は特に注意が必要でしょう。

2016年の第153回春の天皇賞でもキタサンブラックに惜敗したカレンミロティックがハーツクライ産駒です。8歳馬と高齢にもかかわらず3200Mの長距離で力を発揮しました。

距離別(ダートコース)

距離別(ダートコース)

ダートになっても、距離幅にそれほど影響を受けずに、安定感があります。勝率が一番良いのは、2100~の長距離レースです。

長距離が良いのは芝コースだけで、ダート戦では芝と同じ評価はしない方が良いかもしれません。

馬場状態別

ハーツクライ産駒の馬場状態別成績

馬場状態別の成績では、芝もダートも馬場状態に関係なく安定的な数字を残しています。

芝の不良馬場の複勝率が40%もありますが、出走データの数が10回しかないので、極端に意識する必要はないと思います。

性別と年齢別

次に牡馬・セン馬と牝馬の年齢別の成績を分析してみましょう。下の2枚のデータがありますが、上が牡馬・セン馬、下の画像データは牝馬になります。

ハーツクライ産駒の牡馬・セン馬の年齢別成績

牡馬・セン馬の年齢別成績

ハーツクライ産駒の牝馬の年齢別成績

牝馬の年齢別成績

上の2枚の画像データを見ると、牡馬の場合は2歳の夏に出てくるハーツクライ産駒の連対率や複勝率が高いです。2歳戦でも信頼できる血統といえるでしょう。

牝馬でも2歳戦の早い時期であれば、かなり確率が高くなります。牡馬より牝馬の方が回収率が高いくらいです。

しかし、全体的にデータを見たときに、勝率や複勝率がリーディングサイアーの1位のディープインパクトと2位のキングカメハメハよりも低いのが分かります。

4位のハーツクライと1位と2位では結構な差があるのですね。

ハーツクライ産駒の馬券の買い方

持久力と切れ味を高い次元で兼備していて、器用さとパワーにも優れていると思います。

時計の早い馬場の適応力も素晴らしく、良馬場の芝、足抜けの良い湿ったダートでも力を発揮しやすいので、是非覚えておいてほしいです。

新馬戦では牝馬の方が牡馬の信頼性が高いですが、若いときよりも4歳以降に最も充実する馬が多いのも特徴のひとつといえます。

それと長距離も得意で、距離延長のレースで人気が薄いハーツクライ産駒は是非勝ってみたい馬券になると思われます。

重馬場になった時でも私自身は狙い目だと思っています。

重馬場になると、スタミナを消費するのでスタミナ自慢のハーツクライ産駒の馬券は逆に買いたくなってしまいます。

以上になります。皆さんも参考にしてみて下さい。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です