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東京競馬場ダート1400Mのコースの特徴

国内最大級の東京競馬場だけあり、ダート1周の距離は1899メートルあります。幅員は約25Mと幅広いコースです。

最後の直線は約500メートルと長いです。馬場の質も比較的軽めで、雨で重馬場になると芝のタイムに近くなります。

芝でスピードに長けた血統も数多く馬券に絡んでいます。アグネスタキオンやフジキセキとも相性が良いと思います。

それでは各クラス別に2010年から2016年現在までデータを集めて分析していきたいと思います。

新馬・未勝利クラス(2010年~2016)

新馬戦・未勝利戦ではどの種牡馬の血統を買うのが良いか?

新馬戦や未勝利戦では、ダイワメジャーやマンハッタンカフェ、メイショウボーラー産駒の成績が良いです。

特にメイショウボーラーは単勝回収値が300を超えているのでとても美味しい馬券といえます。

ダイワメジャー産駒も勝率が素晴らしいですが、単勝回収値が100を下回っているので過剰人気になってしまっています。

新馬戦及び未勝利戦での有力種牡馬データ

このクラスではキングカメハメハ産駒の勝率が低いのが意外です。単勝回収値も高くないので過剰人気なのだと思います。

新馬戦・未勝利戦の母系の血統は?

母父の血統を見てみると、オススメはフジキセキです。勝率は10%未満ですが、単勝回収値が200を超えているので、オッズ以上に良い走りをすることが多いです。

他にはサクラバクシンオーの血も注目した方がいいと思います。単勝回収値が低いのが気になりますが、勝率が高いのでチェックしておいた方がいいと思います。

新馬戦及び未勝利戦における母父系の種牡馬別成績表

騎手の成績は?

騎手別の成績についてですが、このクラスでは横山典弘騎手が圧倒的な成績を収めているようです。勝率は20%で、複勝率も50%に迫る数字を出しているのが素晴らしいと思います。

単勝回収値は100を切ってしまっていますが、複勝率の数字を見るとやはり買いたいと思わせる騎手と思います。

新馬戦及び未勝利戦における騎手別成績表

未勝利戦の前走着差

未勝利戦の前走着差別の成績は、前走で0.2秒以内差で敗れた馬の成績が良いです。

複勝率が50%を超えているので、未勝利戦に関しては前走で1馬身以内で敗れた旨をマークするのが基本的な考え方だと思います。

未勝利戦における前走着差

0.3秒から0.5秒差で敗れた馬も40%以上の複勝率があるので、注意して下さい。

未勝利戦の前走距離別の成績

前走の距離別成績に関しては、前走で1,000メートルを使った馬の勝率が1番高いのは驚きです。前走で1,300メートルを使った馬の勝率も高いです。

通常は1,200から1,600を使った馬をベースに考える方が良いと思います。

未勝利戦における前走距離別成績表

新馬戦・未勝利戦の枠順別の成績

枠順別の成績についてですが、下のデータを見るとそれほど大きな差がないように見えます。勝率や複勝率も特に違いは無いですが、外枠は若干成績が落ちるような数字になっています。

新馬戦や未勝利戦なので、馬の力の差がはっきりしているレースでもあり、あまり枠順にこだわる必要はないかもしれません。

新馬戦及び未勝利戦における枠順別成績表

新馬戦・未勝利戦の脚質別成績

脚質別で見ると、やはり逃げ馬や先行馬が有利なデータが出ています。距離も短いのでスタートでうまく前に行けた馬が馬券に絡むと思われます。

いくら最後の直線が長いといっても、後方から一気にトップに立つのは難しいかもしれません。

新馬戦・未勝利戦の脚質別成績表

500万以下クラス(2010年~2016)

500万クラスではどの種牡馬の血統を買うのが良いか?

500万クラスに上がると、新馬戦や未勝利戦とは少し異なるデータになります。このクラスではゴールドアリュール、サウスヴィグラス、ゼンノロブロイ、アグネスデジタルが好走しているようです。

500万以下クラスの種牡馬別成績表

ダイワメジャーに関しては、新馬戦・未勝利戦では18%の勝利でしたが、500万クラスになると7.5%と急落します。

さらに単勝回収値も27と低いです。これは下級クラスで良い成績を収めたので、クラスが上がっても馬券が買われ過ぎ、人気になっているのだと思います。

メイショウボーラーやマンハッタンカフェもランク外になってしまっています。

500万クラスの母系の血統は?

母父の血統は、サクラバクシンオーとタヤノツヨシ、ティンバーカントリー、アグネスタキオンが良いと思います。

フジキセキは新馬戦・未勝利戦よりかなり勝率が下がるので注意して下さい。

500万以下クラスの母父の成績表

500万クラスの騎手の成績は?

500万クラスになると、北村宏司騎手、内田博幸騎手、蛯名騎手の成績が良いです。横山騎手も素晴らしい勝率ですが、単勝回収値が100を大幅に下回ってしまっているので、少しだけマイナス評価になってしまいます。

500万以下クラスの騎手別成績表

500万クラスの前走着差

前走の着差別では、同じクラスで0.2秒以内(1馬身差)で敗れた馬の複勝率は40%を超えていて、信頼性が高いと思います。下のクラスで0.5秒以内の差で勝っていても上のクラスになると苦しいです。

500万円クラスの前走着差別成績表

前走が下級クラスで1着になった馬であれば、大差で勝ってきた馬だけにした方が良いかもしれません。

しかし、2着の馬も強い馬だった場合は、ギリギリ勝ってきても上のクラスで勝ってしまう場合も時々あります。

500万クラスの前走距離別の成績

前走の距離別成績については、 1,400に近い距離を走った馬が安定した成績を収めています。極端な距離短縮や極端な距離延長はリスクが高いので避けた方がいいかもしれません。

500万クラスの前走距離別成績表

500万クラスの枠順別の成績

枠順別の成績については、500万クラスでは6枠が1番勝率と複勝率が高いです。その他の枠については、真ん中あたりの枠が若干勝率が低く、外めの枠の方が少し成績が良いです。しかし、それほど大きく気にする必要はないと思われます。

500万クラスの枠順別成績表

500万クラスの脚質別成績

脚質別では、逃げ馬よりも先行馬の勝率が高いです。新馬戦や未勝利戦よりは後方待機の馬も若干確率が上がりますが、基本的には前目にいた方が良い結果になる事が多いでしょう。

500万クラスの脚質別成績表

1000万~1600万以下クラス(2010年~2016)

1000万~1600万以下クラスではどの種牡馬の血統を買うのが良いか?

このクラスになると、フレンチデピュティ、タピット、スペシャルウィークの成績が良いですね。他にもファンタスティックライトやマインシャフトも高確率で馬券に絡んでいます。

1000万~1600万以下クラスの種牡馬別成績表

このクラスでは、エーピーインディ系、ノーザンダンサー系の馬を買うと良いことが起きるかもしれません。上記で5頭の馬の名前を出しましたが、全てエーピーインディかノーザンダンサーの血が入っています。

1000万~1600万以下クラスの母系の血統は?

母父では、ヌレイエフやティンバーカントリー、エルコンドルパサー、ロイヤルアカデミーが良い成績を出しています。これらはミスプロ系かノーザンダンサー系です。

父方の種牡馬の部分でも書きましたが、ノーザンダンサー系が強そうなデータになっています。

1000万~1600万以下クラスの母父の成績表

1000万~1600万以下クラスの騎手の成績は?

このクラスでは北村宏司騎手や蛯名騎手、横山騎手の成績が良いです。リーディングジョッキーの戸崎騎手も勝率が10%を超えていますが、単勝回収値が低いので馬券としてはあまり美味しくありません。

岩田康成騎手も複勝率は高いですが、それでも複勝回収値が100に満たないので若干過剰人気になっている様です。

1000万~1600万以下クラスの騎手別成績表

1000万~1600万以下クラスの前走着差

前走の着差別では、同じクラスでギリギリ破れてしまった馬の勝率が30%を超えています。複勝率も50%以上なので、まずはこのような馬をマークするべきでしょう。

1000万~1600万以下クラスの前走着差別成績表

下のクラスで買ってきた馬の中では、1秒以上という圧倒的な大差をつけてきた馬でなければ、勝率があまり良くありません。クラスが1つでも上がれば、全く違うレベルになるという証拠でもあります。

1000万~1600万以下クラスの前走距離別の成績

前走の距離別成績では、同じ1,400使った馬の複勝率が1番良いです。前走で1,700や1,800をつかった馬もなかなか良い成績を収めています。

前走が2,000以上を使った馬は成績が悪く、1,200未満の距離を使った馬も良くありません。1,200から1,800の範囲内で馬を選んだ方がいいと思います。

1000万~1600万以下クラスの前走距離別成績表

1000万~1600万以下クラスの枠順別の成績

枠順別の成績を見てみると、勝率が1番良いのは大外の8枠です。複勝率の8枠が1番高く、24%以上あります。

次に勝率が高いのは一枠です。このクラスでも、真ん中よりは外めの枠の方が若干成績が良いことがわかります。この傾向は500万クラスと同じ傾向になっています。

1000万~1600万以下クラスの枠順別成績表

1000万~1600万以下クラスの脚質別成績

脚質別でも、他のクラスと同じで逃げ馬や先行馬が有利です。500万クラスだと逃げ馬の勝率が8%ぐらいでしたが、上のクラスになると23%以上の勝率があることに少し驚きます。

連対率と複勝率も1番高く、人気薄の馬で逃げる馬がいたら要チェックだと思います。

1000万~1600万以下クラスの脚質別成績表

オープン~全重賞クラス(2010年~2016)

オープン~全重賞クラスではどの種牡馬の血統を買うのが良いか?

オープン以上のクラスになると、ゴールドアリュール、スペシャルウィーク、エイシンサンディの成績が良くなります。

ゴールドアリュールに関しては、オープン以上になると、単勝回収値が大幅に上がるようです。

スペシャルウィークも単勝回収値が1,000を超えているので狙い目かもしれません。キングカメハメハ産駒は、勝率が低く過剰人気なのであまりおすすめできないと思います。7

オープン~全重賞クラスの種牡馬別成績表

オープン~全重賞クラススの母系の血統は?

母父の血統では、フォーティナイナー、シーキングザゴールド、スキャンの単勝回収値が素晴らしいですね。

これらはミスタープロスペクター系の血統が共通点です。もし母父がミスプロ系の馬がいたら、マークしてみて下さい。

オープン~全重賞クラスの母父の成績表

オープン~全重賞クラスの騎手の成績は?

騎手別の成績では、幸英明騎手、藤岡祐介騎手、田辺裕信騎手が単勝回収値が高く、狙い目だと思います。

ここでも戸崎圭太騎手は過剰人気になっているので、馬券を買う時に私であれば躊躇してしまうかもしれません。

しかしリーディングジョッキーなので、1番勝っていることには変わりはなく馬券に組み入れる人は多いと思います。

オープン~全重賞クラスの騎手別成績表

オープン~全重賞クラスの前走着差

このクラスになると、前走の着差で評価するのが難しいと思います。様々なクラスのレースに出ている馬がいるので、1列に評価できないからです。

オープン以上のクラスの場合は、前走の着差よりも、前走でどのクラスのレースに出て、どんな内容だったかを見る方が良いと思います。

オープン~全重賞クラスの前走着差別成績表

オープン~全重賞クラスの前走距離別の成績

前走の距離別成績では、前走で1,400より短い距離を走った馬は成績が良くありません。逆に1,600から1,800であれば問題ないと思います。

特に、1,600を使った馬は勝率が1番高いので、もし前走1600を走っている馬がいたら、マークしてみましょう。

オープン~全重賞クラスの前走距離別成績表

オープン~全重賞クラスの枠順別の成績

枠順別成績では、6枠の勝率が1番高いです。他の枠はあまり差がなく、なぜ6枠だけが高い勝率なのかは少し不思議でもあります。

しかし、理論的に6枠が有利な理由はなく偶然だと思われますので気にしないほうがいいかもしれません。

オープン~全重賞クラスの枠順別成績表

オープン~全重賞クラスの脚質別成績

上級クラスになると、逃げ馬の勝率が1番低いことに驚きます。クラスが上がれば上がるほど差しや追い込みが決まる時があります。

下級クラスでは逃げ馬の勝率が良かったのですが、オープンクラス以上になると、極端に悪くなるので一応頭に入れておいてください。

オープン~全重賞クラスの脚質別成績表

その他の参考データ

調教師別の成績は?

調教師別に成績を見てみると、東京のダート1400Mで一番の狙い目は、尾関知人調教師だと思います。勝率も15%以上あり、複勝率も30%近くあります。

1番魅力的なのは、単勝回収値が467もあると言うことです。

他にも牧光二調教師や、高木登調教師の馬も狙い目だと思います。調教師ごとに得意のコースや苦手なコースがあるので参考にしてみてください。

東京ダート1400Mの調教師別成績表

稍重や重馬場、不良馬場の場合は?

馬場状態が良くない時に、狙い目の血統を見て見ましょう。勝率でみると、エンパイアメーカー、パイロ、アグネスタキオン、ファスリエス、スウェプトオーヴァーボード等です。

クロフネは予想より良くないですね。馬場が悪くなったときは、下のデータを見ながら、対象回収値が100以上のおいしい馬券を探してみて下さい。

馬場が悪い時の種牡馬別成績表

脚質別では、逃げ馬が勝率と複勝率共に一番高いです。ダートの場合は馬場が重くなるとタイムが上昇する傾向になるので、そのままのスピードを維持しながら前にいる馬がゴール出来ます。

東京競馬場のダート1400Mの馬場が悪い時の脚質別成績表

ダートで馬場が重くなればなるほど、前の馬が有利だと思います。しかし、至る所に水たまりが出来る様な不良馬場の場合は予想困難です。

あくまでも稍重や重馬場の場合を想定したデータになりますので、ご了承下さい。


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