2016年6月12日に阪神競馬場の芝2000mで開催される、第21回 マーメイドステークス(G3)の予想をしてみたいと思います。

月曜日時点では、16頭の登録になっています。牝馬限定のハンデ戦で、毎年人気薄の馬が馬券に絡む波乱含みのレースです。

下記が出走登録リストになります。

第21回マーメイドステークスの出走登録リスト

マーメイドステークスの過去の傾向

下の画像データは、過去5年のマーメイドステークスのデータです。毎年1番人気か2番人気の馬が来ていますが、二桁人気の馬も毎年来ています。

ハンデ戦という事で、斤量の違いの影響で人気薄でも斤量有利な状況を生かして波乱のレースになっています。

マーメイドステークスの過去の傾向

4枠から外の枠が有利

過去5年で馬券になった15頭のうち、1枠から3枠で馬券になったのはわずか2頭のみとなっています。他の13頭はすべて4枠から外の枠の馬が馬券になっています。

本日月曜日の時点では枠順発表は無いので分かりませんが、枠順が発表されたらこのデータも一応参考にした方が良いと思います。

ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒が活躍

過去5年のマーメイドステークスでは、ディープインパクト産駒は4頭出走して3頭が連対しており、リーディングサイアーのディープインパクト産駒がここでも強いです。

他にもサイアーランキング2位のキングカメハメハ産駒も十分活躍が期待できるでしょう。下の画像は今回の出走馬の父と母父の血統表です。

マーメイドステークス出走馬の血統表

今回の出走リストの中で、ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒は2頭います。

  • セウアズール(ディープインパクト産駒)
  • タガノエトワール(キングカメハメハ産駒)

前走パールステークス馬に注目

直近5回のマーメイドステークスでは、前走にパールステークスに出走した馬の好走が多いです。今回は、下記の5頭がパールステークスを走っています。

  • リラヴァティ(1着)
  • レッドオリヴィア(2着)
  • ヒルノマテーラ(4着)
  • アカネイロ(5着)
  • セウアズール(7着)

差し馬か追い込み馬が馬券の中心

脚質別に見ると、近5年では逃げ馬か先行馬は2頭しか馬券に絡んでいません。基本的に差し馬か追い込み馬が馬券になっています。

出馬表を見ながら脚質にも注目して予想の参考にした方が良いレースだと思います。

阪神2000mに強い血統は?

次に2014年から2016年6月までの阪神競馬場芝2000mの種牡馬別の成績表を見ながら分析してきましょう。

父系の血統

サイアーランキングトップのディープインパクト産駒の強さは相変わらずで、勝率や連対率も安定した結果を出しています。

2位のキングカメハメハ産駒も複勝率だけで見れば、ディープインパクト産駒と互角の結果を出しています。しかも、単勝回収値や複勝回収値がディープインパクト産駒よりもかなり高いので、あえてディープ産駒ではなく、キングカメハメハ産駒を狙うという人もいるはずです。

阪神2000mの種牡馬別成績表

他にもハービンジャー産駒ネオユニヴァース産駒も高い複勝率がありますが、今回のレースでは産駒がいないです。

母系の血統

次に母父の血統別に見てみましょう。

同じ時期に東京で開催されるエプソムカップの予想ページでも書きましたが、母父にストームキャットを持つ馬の成績が良いです。ただ、残念ながら今回のマーメイドステークスの出走馬に母父にストームキャットを持つ馬はいません。

阪神2000mのブルードメアサイアー別成績表

今回の出走馬では、母父にクロフネの血を持っている馬に注目したいです。今回はハピネスダンサーが該当しています。

スピード指数で比較

次にスピード指数で見ていきましょう。通常は有料競馬ソフトのTARGETのスピード指数も掲載するのですが、現時点でそのスピード指数のデータがソフトの不具合か何かで反映していないので、今回はKLANのスピード指数のみで分析したいと思います。

KLANのスピード指数比較表

上のデータがスピード指数になります。指数82以上がハイライトになるように設定してあります。

このデータでは、ナムラアン、タガノエトワール、シュンドルボン、リラヴァティ、レッドオリヴィア、ココロノアイの6頭の指数が高いです。

レースペースはどんな感じになる?

TARGETで過去10年のエプソムカップのレースペースを分析した結果、過去10年での平均RPCIは「51.7」でした。

この数字が50だと前半と後半のレースペースがほぼ同じという意味で、51.7はほぼミドルペースで進み、後半の脚力も必要なレースだという事を表しています。

上がりタイムの成績

下のデータは、近5走の上がり3ハロンタイムのデータです。ハイライトになっているのは、そのレースで上がり3ハロンタイムで3位以内だったレースです。

このデータで上がりタイムの速さを持っている馬は、シュンドルボン、セウアズール、ハピネスダンサー、ヒルノマテーラ、レッドオリヴィアの5頭が注目される存在です。

出走馬の上がり3ハロンタイム比較

まとめ

人気薄の馬が毎年馬券に絡んでいるので、的中するのはなかなか難しいと思いますが、現時点で私が気になる馬は下記の通りです。

  • セウアズール(ディープインパクト産駒&上がりタイム)
  • タガノエトワール(キングカメハメハ産駒&スピード指数)
  • ナムラアン(スピード指数トップ)
  • ハピネスダンサー(母父がクロフネ&上がりタイム)
  • レッドオリヴィア(スピード指数&上がりタイム)
  • リラヴァティ(スピード指数)

現時点では上記6頭が気になる存在です。よかったら皆さんも参考にしてみて下さい。

同時期に開催されるレースの予想

同時期に開催される他のレースの予想もしていますので、良かったらご覧下さい。


おすすめの記事