1995年生まれのマイネルラヴは、23戦のキャリアの中で5勝をあげています。

決して多くの勝利を飾ったわけではありませんが、98年のスプリンターズステークスでの大金星など印象的なレースをしたサラブレッドでもあります。

2012年に亡くなってしまい、2016年時点で3歳世代が最終世代となっています。

そんなマイネルラヴのデータを見ていきましょう。

マイネルラヴのプロフィール

97年の2歳、7月に函館の新馬戦でデビュー。この時は1200mのスプリント戦だったが、2着に0.8秒差の大差を付けて快勝。

10月のプラタナスステークス2着、11月の百日草特別1着となり、初の重賞レース挑戦となった東京スポーツ杯3歳ステークスでは、キングヘイローに敗れて2着となる。

12月の朝日杯3歳Sでも、グラスワンダーに敗れて2着に終わる。

3歳緒戦の京成杯は5着、アーリントンカップ2着、ニュージーランドTでも3着となかなか勝てない時期が続く。

NHKマイルカップも7着と敗れた後、10月のセントウルSで重賞初制覇と果たした。

12月のスプリンターズステークスでは、当日7番人気と人気薄の状態だったが、当時の短距離界で無敵の強さを誇っていたタイキシャトルや、海外のG1タイトル馬のシーキングザパールらを見事に破って奇跡の優勝を遂げた。

4歳の古馬になってからさらに期待されていたが、シルクロードステークスの1勝のみで、後はすべて4着以降に敗れた。

連覇を狙ったスプリンターズステークスでは4着、高松宮記念では16着と大敗している。

引退後は種牡馬入り。当初は父のシーキングザゴールドがアメリカで高い評価を得ていた事も影響して、日本でも高い期待がかけれたが、G1ホースを輩出できぬまま2012年に亡くなってしまった。

G3やG2のタイトルを獲った産駒はいるが、未だにG1ホースが出ていないので、残された産駒に期待が掛かっている。

サイアーランキングの推移

  • 2015年:48位
  • 2014年:29位
  • 2013年:29位
  • 2012年:32位
  • 2011年:37位

種付け料

2012年死亡により不明

代表産駒

マイネルハーティー、ゲットフルマークス、コスモヴァレンチ、コスモフォーチュン、ダブルウェッジ等

血統

マイネルラブの血統表

父のシーキングザゴールドは、ドバイワールドカップを制したドバイミレニアム等を輩出したアメリカの名種牡馬であり、日本でもNHKマイルカップを勝ったシーキングザパール等がいる。

母のハートオブジョイは、イギリス1000ギニーで2着と好走経験がある。

母系の従兄弟にアメリカで種牡馬として活躍しているアンブライドルドエナジーらがおり、母父のリィフォーは天皇賞秋を勝ったニッポーテイオー等を輩出している。

マイネルラヴ産駒のデータ

次にマイネルラヴ産駒の成績を見ていきましょう。これからご紹介するデータは2014年1月1日から2016年7月9日までのデータを基に分析していきます。

場所別(芝コース)

場所別の勝率(芝)

まず芝のコースで勝率が高いのは函館と小倉です。この2つは勝率が10%を超えていて、複勝率も20%以上の成績があります。

一番得意なのは小倉競馬場で、単勝適性回収値と複勝回収値が共に100を超えています。函館も複勝率が高いですが、小倉の方がより信頼度が高いと思います。

他にも新潟と札幌も相性が良いです。つまり、マイネルラヴ産駒が芝で得意なのはローカル競馬場だという事になると思います。

芝で苦手としているのは中山で、勝率がわずか1.9%で複勝率もわずか11%と競馬場の中では一番低い数字になっています。

場所別(ダートコース)

場所別の勝率(ダート)

ダートでも小倉を得意手しており、勝率が14.8%、複勝率が29.6%と一番高いです。回収率も非常に高いので、ダートの小倉にマイネルラブ産駒が走るときは芝よりも期待値が高いです。

他にも新潟での確率が高めですが、回収率はそれほど高くないので、過信はしない方が良いと思います。単純に強い馬が新潟のレースに出走しているケースが多いという事だと思います。

ダートで苦手としているのは、上のデータを見る限りでは札幌、函館、東京、京都、阪神になります。特に札幌と函館では未勝利で、札幌は3着もありません。

クラス別(芝コース)

クラス別成績(芝)

クラス別の成績を見ると、芝の新馬戦での単勝適性回収値が259と素晴らしく高いです。

勝率が20%と高いので、芝の新馬戦では積極的に狙っていきたい産駒だと思います。

クラス別(ダートコース)

クラス別成績(ダート)

ダートになると新馬戦は全然良くない成績で、2014年以降は未勝利が続いています。複勝率も10%と低く、今まで1回しか3着になっていません。

ダートで最も回収率が高いのはオープン特別クラスです。勝率が2割で複勝率は4割と高いです。回収率も安定しているので、ダートではオープン特別クラスで狙うと面白いかもしれません。

距離別(芝コース)

距離別(芝コース)

マイネルラヴ産駒は短距離に強いイメージが強いと思いますが、芝では短距離だけでなく中距離になっても馬券に絡む事が多いです。

上のデータをご覧頂くと分かりますが、1700mから2000mまでの距離での複勝率が34%と一番高くなっています。

芝のレースでは中長距離でも勝負できる場合もあるでしょう。

距離別(ダートコース)

距離別(ダートコース)

ダートになると短距離特性がもろに出る結果になっています。1300m以下の短距離では勝率が7.1%、複勝率が19.8%と一番良い成績になっています。

ダートでは短距離限定で買った方が賢明ですが、1700mから2000mでも時々穴を開ける事があるので、一応覚えておいて下さい。

馬場状態別

マイネルラヴ産駒の馬場状態別成績

馬場状態別のデータを見ると、芝もダートも基本的に良馬場の方が回収率が高い傾向にあります。

馬場状態が悪くなればなるほど確率と回収率が落ちます。マイネルラヴ産駒は良馬場が基本だと思います。

性別と年齢別

次に牡馬・セン馬と牝馬の年齢別の成績を分析してみましょう。下の2枚のデータがありますが、上が牡馬・セン馬、下の画像データは牝馬になります。

マイネルラヴ産駒の牡馬・セン馬の年齢別成績

牡馬・セン馬の年齢別成績

牡馬とセン馬の場合は2歳戦よりも3歳以降になってから力を発揮する産駒が多く、高齢になっても走れる産駒が多いです。

マイネルラヴ産駒の牝馬の年齢別成績

牝馬の年齢別成績

牝馬でも2歳より3歳以降になってからの方が良い成績を出しています。しかし、牡馬と違って5歳の後半になってくると、なかなか馬券にならない事が多いです。

牝馬の方がピークの期間が短いといえるでしょう。

マイネルラヴ産駒の馬券の買い方

マイネルラブ産駒は短距離で買う方が良いのはダートにいえる事で、芝では決して短距離でなくても走れる場合があります。

マイルから2000mまでの芝レースであれば、3着以内なる確率は決して低くないと思います。ただし、ダートでは短距離限定と考えて差し支えないと思います。

最も得意なのは小倉競馬場で、これは芝もダートも共通しています。もし小倉でマイネルラブ産駒が走るときは要チェックだと思います。


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