重賞レースに強い騎手とその回収率を徹底分析


競馬を楽しんでいる多くの人は、テレビで放送されるような重賞レースしか馬券を買わない人だと思います。

毎週土日に競馬があり、朝の10時頃からレースが始まりますが、午前中から馬券を買う人は少ないです。

そのような人は余程の競馬好きの人か、単純にギャンブルにハマっていつも損している人でしょう。

このページでは、土日の夕方の時間帯にスタートする重賞レースにスポットライトを当て、その様な大きなレースに強いジョッキーを統計データを見ながら探してみたいと思います。

重賞レース(芝)に強いジョッキーは?

まずは芝の重賞レースの騎手別成績表から見ていきましょう。

※これから掲載する統計データは、2013年1月から2016年7月20日までのデータになります。

外国人ジョッキーは勝率が高い

この中で勝率が高いのは、ミルコ・デムーロの21%、ライアン・ムーアの30%、フランシス・ベリー騎手の17.4%、ルメールの15.3%が高い勝率になっています。

特にムーア騎手の勝率が高く、複勝率も45%と高いです。日本で短期免許で来日してくるムーアが乗る馬はマークした方が良さそうですね。

芝の重賞レースの騎手別成績表

2013年1月から2016年7月

日本人ジョッキーは回収率で勝負

日本人ジョッキーで一番勝率が高いのは、川田将雅騎手の14.9%、次に高いのは武豊騎手の13.3%という確率になっています。

外国人ジョッキーと比べると、勝率では日本人ジョッキーの方が低いです。

しかし、単勝適性回収値でみると必ずしも日本人の方が不利とはいえないデータになっているのです。

上のデータの単勝適性回収値を見ると、一番高いのはムーア騎手とベリー騎手の170台ですが、次に高いのが田辺裕信騎手の140となっています。

他にも川田騎手、蛯名正義騎手、横山典弘騎手、松岡正海騎手、吉田隼人騎手が単勝適性回収値で100を上回っています。

日本人ジョッキーでも儲かるジョッキーは確実に存在しています。

結論

芝の重賞レースでは、以下の序列で騎手のランクをイメージして回収率の向上を目指して下さい。

  1. 短期免許で来日した知名度の高いジョッキー(ムーアやビュイック、ベリー等)
  2. ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、田辺裕信
  3. 川田、蛯名、戸崎、松岡、吉田

短期免許で来日してくる外国人ジョッキーがコンビを組む馬は、殆どが優勝候補の一角です。必然的に勝率も上がるわけです。

名手の武豊ジョッキーについてですが、知名度が高すぎて多くの武豊ファンが馬券を買うので過剰人気になっており、長期的には決して儲からない騎手になってしまっています。

重賞レース(ダート)に強いジョッキーは?

次にダートの重賞レースの騎手別成績をみていきましょう。

ダートでも2人の外国人ジョッキーがキーマン

まず勝率から見ていくと、一番勝率が高いのがルメール騎手の27.8%、次にミルコ・デムーロの25%、武豊騎手と幸英明騎手の19.2%と続いています。

やはりJRAに所属している2人の外国人ジョッキーの勝率が他を引き離しています。特にルメールは連対率が55.6%もあり、ミルコ・デムーロの連対率25%の倍以上あります。

単勝適性回収値と複勝回収率で見ても、2人の外国人ジョッキーは共に100を超えているので、人気を背負ったとしてもしっかり期待に応える走りをしてくれる頼もしい存在といえるでしょう。

ダートの重賞レースの騎手別成績表

2013年1月から2016年7月

日本人ジョッキーも穴を開ける事がある

日本人ジョッキーでも武豊ジョッキーや幸英明ジョッキーも勝率が高く、ダートが得意といっても良いかもしれません。

ただし、幸ジョッキーの好成績はホッコータルマエとクリノスターオーの2頭による貢献が非常に大きいので、これ以外の馬に乗ってきた場合は割り引いて評価した方が良いです。

他にも単勝適性回収値が100を超えている日本人ジョッキーは、岩田康成騎手、内田博幸騎手、大野拓弥騎手、太宰啓介騎手、浜中俊騎手、松岡正海騎手、藤岡佑介騎手、丸田恭介騎手、丹内祐次騎手がいます。

日本人ジョッキーだからといって、マイナス評価をつけるのは禁物です。

結論

ダートの重賞レースでは、ルメールとミルコのどちらかを軸にするのは自然の流れかもしれません。特にルメールの連対率を見ると、ミルコよりルメールの方が軸馬には適しているように見えます。

回収率が100を下回っていますが、戸崎圭太騎手の複勝率が47.8%ととても高い水準にあるので、個人的には戸崎圭太騎手のダートにも期待してしまいます。

ただし、人気ジョッキーなのでどうしても過剰人気気味なのが残念です。

G1レース(芝)に強いジョッキーは?

ここからは重賞レースの中でも、最もステータスの高いG1レースに限定した騎手の成績と回収率を見ていきたいと思います。

世界的名手のムーア強し

下のデータが2013年以降の芝のG1レースの成績表です。この中で最も勝率が高いのが、ライアン・ムーア騎手です。

イギリスの騎手のムーアは、世界中のビッグレースを制した経験があり、世界的な知名度ではミルコ・デムーロやルメールを大きく上回っています。

そんな超一流のジョッキーが来日する時は、超一流の馬に乗れるので勝率が高くなるのは当然といえば当然かもしれません。

それでも勝率30%、複勝率50%という数字をG1で残せるのは素晴らしいと思います。

ルメールやミルコは?

一方、JRAのトップジョッキーであるルメールとデムーロのG1の成績を見ると、G2やG3よりも確率が落ちる傾向にあります。

特にルメールの勝率と連対率が低いです。ミルコはルメールより良いですが、ムーア騎手と比較すると劣ります。

ルメールの単勝適性回収値が36.5、デムーロは121となっているので、芝のG1レースに関してはデムーロに軍配です。

芝のG1レースの騎手別成績表

2013年1月から2016年7月

日本人も負けてない

さて、日本人に注目してみようと思いますが、日本人ジョッキーでも単勝適性回収値が100を超えているおいしいジョッキーが複数います。

私が注目しているのは蛯名正義騎手と池添謙一騎手の2名です。蛯名騎手に関しては、単勝適性回収値が180とムーア騎手と同じ回収率を誇ります。

池添謙一騎手は単勝適性回収値こそ101ですが、複勝回収率が257と非常に高いのに注目してほしいです。

勝率は決して高くないですが、3着以内であれば高い確率でもってこれる騎手だと思います。

池添騎手の複勝率だけを比較すると、デムーロと同じ水準にあります。

デムーロの方が人気を背負う事が多いので、回収率では池添騎手が上回ります。

結論

芝のG1になると、ルメールよりデムーロの方が優勢で外国人ジョッキーを馬券に組み込むのであればデムーロがお勧め。

ただし、もしムーア騎手が来日しているのであれば、デムーロよりムーア騎手を優先しても良いと思います。

日本人では、蛯名正義騎手や池添謙一騎手を積極的に狙ってみてほしいです。戸崎圭太騎手はG1の成績はイマイチです。

日本を代表する武豊ジョッキーに関しては、勝率や回収率はかなり低いです。

近年は強い馬に乗る機会も昔よりは減っているし、常に馬券を買われるジョッキーなので回収率もどうしても低くなってしまいます。

G1レース(ダート)に強いジョッキーは?

今度はダートのG1レースの騎手別の成績と回収率を分析してみたいと思います。

芝よりもダートの方が出走数が少ないので、データの信頼性は高くないですが、一応見てみたいと思います。

2人の外国人ジョッキーが本領発揮

下のデータを見ると、デムーロとルメールの勝率や回収率が高いです。

出走数自体が共に3回しか走っていないので、信憑性は微妙ですがこの数字を見せられると素直にしたがった方が良いかもしれません。

デムーロは3戦2勝。ルメールは3戦1勝ですべて3着以内になっています。

ダートのG1レースの騎手別成績表

2013年1月から2016年7月

日本人騎手で狙うべき人は?

日本人ジョッキーで成績が良いのは幸英明ジョッキーです。4回走って3回が3着以内という安定感があります。

しかし、先ほども書いたように幸ジョッキーはホッコータルマエで記録した好成績なので、それ以外の馬に乗った時にどうなるか不安です。

そういう意味では、日本人ジョッキーでは田辺騎手か浜中騎手に期待したいです。この2人は芝のG1でも安定した回収率があるので、ダートでも期待できると思っています。

まとめ

今回、騎手別の成績と回収率を分析してみたのですが、大体イメージ通りの結果になりました。

まとめると以下の様な事だと思います。

  • ライアン・ムーアがとにかく強い
  • デムーロとルメールも相変わらず強い
  • ダートの重賞だとデムーロよりルメール優勢
  • 芝のG1になるとルメールよりデムーロ優勢
  • 日本人では、田辺、池添、蛯名騎手の回収率が高い
  • 川田将雅騎手はG2やG3では回収率が高いが、G1になると下降する
  • 重賞ダートでは岩田康成騎手も回収率が高め
  • 福永祐一騎手の勝率は高くないが、複勝率は高いので三連系の軸にはしやすい
  • 武豊騎手や戸崎圭太騎手は素晴らしい名手だが、過剰人気であまり儲からない

人気ジョッキーは確かに上手だと思いますが、長期的な回収率の上昇を考えた場合、勝率だけでなく回収率のデータも重要だと思いますので、是非これらのデータも参考にして下さい。



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